極私的仮想通貨メモ

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ビットコイン下落についての極私的備忘録メモその②~下落の影響についての考察~

現在(1月15日午前1時40分)も、ビットコインの下落は止まっていない。

前回記事の記事↓でも書いたが、ビットコイン下落の原因は、
原油価格との連動、ロシア政府の規制、信用取引による売りの増加があるんじゃないかと極私的に分析した。

ビットコイン下落についての極私的備忘録メモその①~下落の原因についての考察~ - 極私的仮想通貨メモ

また、ビットコイン対アルトコインの相場をリップルチャートで見ると、対リップル、対ステラなど、ビットコインとは別系統の仮想通貨に対してビットコインが下落を始めているのだ。

これはつまりビットコイン(系仮想通貨)の独り負けが始まっているということだ。

ビットコイン研究家の大石哲之氏が今回の下落でブログを更新しているが、大石氏もビットコインの先行きに懸念を表明している。

ビットコインの価格暴落の影響がマイナーに。ビットコイン機能不全の懸念も | 大石哲之ブログ

そもそもビットコインは、支払いの正確性を中央銀行などに頼らず担保するため、「この支払が正しいかどうか、みんなで証明しよう!」という作業をしている。(私自身、技術者で無いので、詳細は把握していない。)

この証明作業にマシンパワーを提供した人には、報酬として新たなビットコインがもらえる。これが世に言う「マイニング(採掘)」だ。

もらえるビットコインの量は減少することになっているため、マイニングに必要なマシンパワーは徐々に増大し、個人の規模では不可能になってきている。

そこで、マイニングを共同で行い、もらったビットコインはみんなで山分けしよう!というクラウドマイニング」が登場するが、もしビットコイン価格が下落し、「電気代>マイニングで得たビットコインの収入」となると、マイニングするだけ赤字になる。

実際、大手クラウドマイニング業者CEX.ioが、サービスを停止した。

これは重大な事態を意味する。

繰り返しになるが、マイニングとは「ビットコインで行われた支払いの正しさを証明する作業」だ。

マイニングをやめるマイナーが増えたとなると、
誰もビットコインの支払いの正当性を証明できないことになる。

さらに、相次ぐマイナーの撤退に負けず、最後まで残ったマイナーがマイニングを一手に引き受けると、このマイナーだけがビットコインの正当性を証明できることになる。

簡単に言えば、このマイナーが「これは正当な支払いです」といえば何でもOKになってしまうのだ。

長々と書いてしまったが、今回の下落は、一過性のものではなく、ビットコインの終わりの始まりになるかも・・・という結構マジな懸念があるということだけ伝わればと思う。